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Lastup date.2021.08.05　現在登録されている商品・情報　495件

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オリーブミュージアム - 21

オリーブと特にオリーブオイルはその様々な用途のために古代ギリシャの運動競技においても重要な役割を果たした。実際、運動や競技の前にオイルを体に塗る事が競技者の習慣で、aleiphomenoi(オイルを塗る)と呼ばれていた。この習慣は筋肉の調子をよくし寒さや脱水から身を守った。

Aryballosと呼ばれる小さな丸い土器壺はオイルで満たされ運んだり吊るしたりするために首部分にはリボンが巻かれ、競技者に無くてはならない携帯品であった。もう少し長いala…

オリーブミュージアム - 16

食品としてのオリーブとオリーブオイル

食料を採集していた先史時代に間違いなく人類はオリーブに出会っていた。発掘されたこの時代の集落遺跡から完全なオリーブの種が見つかっている。遺跡物と文字板線形Bからわかる情報からミノア文明やミコノス文明の食習慣に取り入れられ、古代ギリシャでも主要品であったことがわかっている。当時の著者達はいくつかの食用オリーブの種類と消費する為の下ごしらえと保管の方法と栄養価について記述している。最もよく知られている品種はkol…

オリーブミュージアム - 20

薬用としてのオリーブオイルの使用はまた非常に重要なものであった。なぜなら多くの医療用軟膏や媚薬軟膏の主成分であったからだ。その重要性は古代ギリシャ人医師だけでなく、同じ様にそれを塗り続けながらその古代からの方法の改良も行ったビザンチン人も認めていた。ヒポクラテスもディオスコリデスもその効能に気付いていて、60以上もの薬用特性をCorpus Hippocraticum(ヒポクラテス全集)のリストに記載している。他の古代医学書や医者への手引書の中に、発熱や炎症、口内や皮膚の病気、…

オリーブミュージアム - 19

体の清めと化粧品としてのオリーブオイル

先史時代からバージンオリーブオイルは香りをつけたもの、そのままのものに関わらず体を清め塗油することに使われた。古代ギリシャ人にとってその有する様々な機能は公私共に食料として以上にずっと重要なものであった。

古代ミケーネではハーブや甘い香りのする植物により香りをつけたアロマオイルの調合は王宮の作業所の特権であった。そこでは男性の調合師だけが働いていたと言われている。そこからは大量…

オリーブミュージアム - 18

灯火燃料としてのオリーブオイル

前王朝時代のクレタ島からおびただしい数のオイルランプが見つかり、動物性油脂や他の植物性油脂と同様にオリーブオイルも灯火に使われていたということが推測されている。古代ギリシャでは紀元前6世紀以降オリーブオイルは灯火燃料として広く使われていた。高価なため、貧しい階級層では僅かな使用量であった。単芯または複芯のあらゆる形や種類の石や土器、金属製のオイルランプが自立させまたは掛けられ、寺社や家、お店、公共の建物を照らし出す…

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